「合縁奇縁~together しようぜ!!〜」

 私たちを取り巻く環境は常に変化しています。近年では世界的インフレや円安、紛争などが起因した物価高騰が著しく、またデフレ脱却を目指す政府からの促進も重なって、事業者は価格転嫁、賃上げと変化を求められています。この動向に比較的早く取り組めた大企業もありますが、いよいよ中小企業、小規模事業者へと波及しはじめ難渋している経営者も多いと思われます。また、異常気象、地震などの天災が経済活動どころか生活基盤、人命をも奪う勢いで発災しており、令和6年能登半島地震では富山県でも多くの方が被災され、天災には安全な場所は無いと感じるところであります。34年ぶりの高株価や、好景気への機運、AIの著しい発展など一部を切り取って見ると明るい話題もありますが、果たしてどれほどの事業者に良い影響を及ぼしているのでしょうか。
 令和6年度スローガン『合縁奇縁』~togetherしようぜ!!~と掲げさせていただきました。合縁奇縁とは「気心がよく合う縁」という意味の『合縁』と、「思いもかけない不思議な巡り合わせ(因縁)」という意味の『奇縁』が組み合わさった言葉です。富山県商工会議所青年部連合会(以下、富山県連)は、それぞれの市で経済、地域活動を行っている県内8単会で構成された団体です。それゆえ自単会だけでは知りえない情報や経験則があり、広い視点で物事を考察できる場であります。このスケールメリットを最大限に引き出す為に、会員同士の交流と親睦を深めつつ、仲間と共に各々の成⾧をはかります。私たちは経営者、経営に携わる者、また今後そうなる者の集まりであり、自社の舵取りを担っています。色々な局面で判断を求められ、事業展開していくうえで、今後も変化に対応しながら地域に根ざした事業所としてあり続け、この時代に合った経営力と、豊かな発想で革新していく能力を備えることが必要です。そこで今年度の富山県連は、会員各々の成長、会員自企業の発展を目指すべく経営者としての考え方や心構えなど、私たちにとって必要不可欠である経営理念を勉強します。また、どの業種においても変化しないままでの存続は考えにくく、既存事業のみに固執することなく、時代や社会背景に対応すべく地域に求められる革新(イノベーション)事業の可能性を考えていきます。会員の交流と親睦は、富山県連と単会の活性に繋がり、そして会員各々の成⾧は富山県の経済的発展の支えになると確信しています。
 令和6年能登半島地震では、北陸信越ブロックYEG、日本YEGとの連携により救援物資の搬送や義援金収集を行なっています。また、YEG有志での支援活動をされている方もいます。このYEGの絆に感動しながら、私も参加させていただきました。しかしながら、情報が入らないもどかしさなども聞こえ、被災状況の把握、支援活動については早い対応が出来たとは言えません。富山県連の災害対策としての情報収集機能、連絡連携機能、救援支援機能に弱さがあり課題が見えたと思っています。今回の課題を検証、考察し、富山県連災害対策について、県内外の災害時に迅速に対応できる災害マニュアルの作成を進めて参ります。
 私は『仲間となら出来る』という事をYEGで教えられ、一緒に活動した仲間が一生の親友にもなり得ることを知りました。令和6年度、人生では一瞬のご縁かもしれませんが、仲間を大切に共に成長しましょう。一年間togetherしようぜ!!