「不易流行~本質を忘れず新しい変化を取り入れよう〜」

 この度、富山県商工会議所青年部連合会(以下富山県連)の第47代会長を皆様よりお預かりすることとなり、身に余る光栄とその重責に身の引き締まる思いです。
 また平素より県内8単会のYEG会員の皆様におかれましては富山県連の活動に際し、格別のご協力を頂いておりますことを心より感謝申し上げます。
 さて現在のわが国は、コロナ禍や国際情勢などの急激な環境変化により、人口減少・少子高齢化などの、従前からの社会課題がより一層浮き彫りになりました。経済においては昨年より引き続いての原材料の高騰、原油高など暗いニュースが飛び交っています。時代の流れはあまりにも早く、急激な環境変化への対応が求められています。
 改めて富山県連の目的を紐解きますと、次代の地域経済を担う後継者の相互研鑽の場、青年経済人としての資質向上と会員相互の交流を通じ、自己企業の発展と豊かな地域経済を築くことを理念としております。我々の活動は商工会議所青年部の綱領と指針に定められているとおりであり、昨年度策定されました、「富山県連中期ビジョン2023-2025」では地域に求められるYEGとなるための目標を掲げました。全ての単会が志を一つにして、次世代へ挑戦すべく今後活動していくこととなります。皆様とより良いYEGを、富山県連を作っていきましょう。
 今年度スローガンにあります不易流行、「不易」とは変わらないもの、つまり我々の本質であり目的です。「流行」とは変わるもの、先立って新しいものを取り入れることです。この理念の両立をスローガンとして3つの事業を行います。1つ目はYEGの目的であります会員間相互の信頼関係を築く交流事業、2つ目は地域社会の発展に関する政策提言の本質を学び、政策提言書を作成・提出する事業、3つ目は経営に関する調査研究のためDX(デジタル・トランスフォーメーション)を学ぶ事業を行います。すべての会員が成長し自企業の発展、ひいては地域経済の発展に寄与できるようYEGとしての本質を忘れず、時代の変化への対応と次世代への挑戦をしていきます。
 また今年度は射水YEGが主管の北陸信越ブロック大会が控えており、同ブロック内では石川県連にて全国大会が開催されます。両大会では、同志の皆様が熱い思いを持ち、参加された皆様がしっかりと研鑽ができる貴重な場を設営され成功されると確信しております。皆様には思いを受け取り、ご参加をお願いするとともに我々の本質である、交流と研鑽を行いましょう。
 結びになりますが、会員の皆様が実りある一年になるよう、誠心誠意で職務に取り組んで参ります。皆様方の貴重なご意見、ご指導ご鞭撻、ご協力、熱意ある参加を何卒よろしくお願い致します。