平成２２年５月１日より、ハローワーク氷見（氷見市）が地域雇用開発促進法に基づく雇用開発促進地域に指定されました。指定期間は３年間で、この間に一定の要件のもとに地域の雇用創出等を図る事業主に対して、以下に掲げる地域雇用開発助成金など雇用開発支援措置が該当になります。
なお、同意雇用開発促進地域とは、富山県が策定した氷見地域雇用開発計画に厚生労働大臣が同意した雇用開発促進地域のことをいいます。
地域雇用開発助成金（申請先：富山労働局）
（１） 地域求職者雇用奨励金
同意雇用開発促進地域において、雇い入れた労働者（支給対象者）の人数及び事業
所の設置・整備に要した費用に応じて一定額を助成します。
当該地域に居住する求職者等を雇用保険の一般被保険者として３人（創業について
は２人）以上新たに雇い入れ、それに伴い事業所の設置・整備を行う（その費用の合
計額が３００万円以上のものに限ります。）事業主が対象になります。
地域求職者雇用奨励金は、その雇い入れた労働者の数及び設置・整備に要した費用
に応じて以下の額が１年ごとに計３回支給されます。
（２） 地域求職者雇用奨励金（中核人材用）
同意雇用開発促進地域において、新たな事業展開に資すると認められる中核人材労
働者を受け入れ、それに伴い、受け入れた中核人材労働者の数の２倍以上の数の当該
地域に居住する求職者を雇い入れた場合、受け入れた中核人材労働者の人数に応じて
助成します。
当該地域内に所在する事業所で、新たな事業展開（創業、異業種への進出、新製品
・新商品の開発、高付加価値化、販路の拡大、経営の高度化等をいいます。）に資する
と認められる中核人材労働者の受け入れを行う事業主が対象となります。
助成額は、受け入れた中核人材労働者１人あたり１００万円（中小企業事業主の場
合は１４０万円）です。なお、中核人材労働者は５人までが奨励金の対象となります。
また、それぞれの支給額を２回に分け、半年ごとに支給します。
申請にあたっては、「地域求職者雇用奨励金（中核人材用）の受入れ等計画書」を、またその計画が完了した場合は「中核人材労働者受入れ等完了届」等を管轄の労働局長に提出する必要があります。
地域能力開発助成金（申請先：雇用・能力開発機構富山センター）
同意雇用開発促進地域において、当該地域に居住する求職者を雇い入れ、年間職業能力
開発計画に基づき、その雇い入れた者（内定者を含む）に対し、職業訓練等（OJTを除
く）を受けさせる事業主に対して、その訓練経費や支払賃金の一部を助成する制度です。助成額は、次のとおりです。
（訓練経費）事業内で行う場合は、外部講師の謝金・教材費等の運営費、事業外の訓練を
受講する場合は、入学料・受講料等の経費の１/２（中小企業事業主は２/３）
（支払賃金）訓練等期間中に支払った賃金の１/２（中小企業事業主は２/３）
※いずれの経費についても、訓練時間により助成額に限度があります。
※詳しいことは、富山労働局職業安定部職業対策課・ハローワーク氷見若しくは雇用能力開発機構富山センターにお気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
富山労働局職業安定部職業対策課助成金係 TEL 076（432）2793
ハローワーク氷見（氷見公共職業安定所） TEL 0766（74）0445
（独法）雇用・能力開発機構富山センター TEL 076（433）2211
（とやま自遊館事務所）
