会長所信

 

 富山県商工会議所青年部連合会は昨年40周年という節目を迎えました。これまで県内8単会が綱領と指針に準じ活動をし、志ある行動と思いを以てこの富山県の地域づくりと、経済発展に寄与してきました。その経緯に は先輩諸兄の並々ならぬ努力があり、行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じてこられた結果が、今日の 富山県を支えているのだと改めて実感いたします。

 このようなマクロ経済の影響を最も強く受けるのは、中小企業であり地域経済です。我々は、綱領・指針が唱っているように、地域の先導者たる責任を自覚し、青年経済人として地域の経済社会発展に寄与していかなければなりません。

  昨今、国際社会においてはイギリスのEU離脱、アメリカでのトランプ新政権の発足等、国民や市民の声が世 相を直接反映するポピュリズムによって、世界に大きな変化を生み出しています。それらは一重に大衆の常識を 超え、過去に起こり得なかった変化を市民や国民が積極的に求める時代となってきていることを表しています。 経済活動からは、人工知能(AI)の飛躍的な技術進歩により、自動車の自動運転システムに例を見るように、 「2045年問題」としてこれまでの経済活動の脅威となり得る状況にあります。また国内では「地方創生」「ロ ーカルアベノミクス」の議論が深まってきており、第二次安倍内閣では地方創生本部(まち・ひと・しごと創生 本部)が創設され、中央集権から地方の自治に権利とお金をシフトしていく動きが活発化され、より一層地方に 変革や改革を求めています。

 そういった社会の変化や地方の在り方を鑑み、今年度、富山県商工会議所青年部連合会では『脱常識、脱平凡、 脱地方』~YEGコモンセンスからの脱却~をスローガンとさせていただきました。また新たな40年の一歩目 を踏み出す今、私たちは商工会議所青年部として先輩諸兄が培ってこられた経験と地盤を元に、現代に沿った豊 かで住みよい郷土づくりを創造していかなくてはなりません。その為には新たな文化的創造を持ち、「YEGコ モンセンス」を打ち破るような非凡で常識に捉われない考えと行動が必要と考えます。中央を目指すのではなく、 地方の特徴を活かした行動、アイデアを富山県一丸となり知恵を出し合い協力し、地方の概念を脱却した地域づ くりと経済活動を生み出していきましょう。

 最後になりますが、これからの一年間、微力ではありますが、堅実にそして誠実に会務に取り組んでまいりま す。皆さまの格別のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。


基本方針

  1. 常識に捉われず未来を見据えた地域リーダーを育成する為の会員交流活動
  2. 平凡な地方創生を見直す地域経済の研究と行動
  3. 地方の活動範囲に捉われないグローバルな視点と教養を高める研修行動


平成29年度会長
本 江 択